ジャンプ

モンモンモンについて

この記事の主な使用画像出典 ©モンモンモン つの丸

こんにちは。葵山優一です。

この作品、というか つの丸先生の作品は、正直万人受けするものではなく、人を選ぶと思います。

かくいう僕も、つの丸先生のすべての作品が大好きというワケではありません。

しかし・・・

テーマは「愛」「自由」そして「心」!
モンモンモン!!
この作品は大好きです!

ジャンル:少年マンガ・ギャグ系
作者:つの丸
出版社:集英社
掲載:週刊少年ジャンプ 1992~1993
コミックス 全8巻

作品紹介

マンガ界の中でも珍しい、「猿そのもの」が主人公のギャグマンガ。

猿だけでなくほかの動物も登場し、ギャグだけでなく友情や家族愛が描かれた作品です。

今でいうところのけものフレ・・・ 

怒られそうなのでやめときましょ。

連載約1年後、打ち切りで終了しましたが、普通の連載終了とは少々勝手が違いました。

・話は途中だった。
・ページ最後に次週予告までしてる。
・しかし次週のジャンプでは何も説明なしに載っていなかった。
・それ以降のジャンプに載ることがなかった。
・コミックスでは書き下ろされ、話も完結している。

何か裏事情でもあったのか、その辺の説明は今だなく、解明されていません。

なのでコミックス最終巻を見た事ない読者の方は、パリで置いてけぼりのままモンモンモンの話は止まっているかと思います。

非常に衝撃的な最終回なので、見た事のない方には是非ともおススメします!

現在コミックスは絶版されていますが、当時大量に出回ったので古本などで揃えるのはそう難しくないと思いますが、ほぼ書き下ろしの最終巻(8巻)だけは少々手に入りずらいみたいです。

思い出と感想

当時まだ幼かったですが、非常に楽しんで読んでいたことを覚えています。

突然終わって、というか謎の終わり方だったので(上記参照)当時は凄く混乱しました。

コミックスを買って最終話を見た時はマジ衝撃的でしたね・・・。

ネタバレになるので多くは書きませんが・・・

最後の最後、家族愛には涙しました!

今までのギャグがすべて伏線だったような気さえします。

つの丸先生、お見事! といった感じでした。

僕は、ジャンプ黄金期黄金期において1年以上連載が続けば間違いなく名作だと思います。

そしてこのモンモンモンは、ギャグ漫画でありながら黄金期で1年以上続いたジャンプにおける屈指のギャグマンガだと思います。

ちなみにモンモンモンが始まった時のラインナップはこんな感じです。

・ドラゴンボール
・スラムダンク
・ダイの大冒険
・ろくでなしブルース
・幽遊白書
・こち亀
・ジョジョ
・まじかるタルるートくん
・ターちゃん
・花の慶次
・アウターゾーン
・電影少女
・珍遊記
・リベロの武田
・チェンジアップ
・ランプランプ

まさに黄金期 まっただ中!

しかも同時期には同じギャグマンガであるタータベア、ボンボン坂、大相撲刑事などが始まり、さらに翌月にはバラモン、サイレントナイト翔、ハレルヤも始まってます。(上記の下のほうの作品が打ち切られてます)

そんな中、描くのが最も難しいとされているギャグマンガで1年以上連載を続けるという事がどれだけ偉業なことか・・・。

しかもこれ、デビュー作です。

つの丸先生も20代前半でまだド新人だったはず・・・。

さらにその経験を活かし、次回作ではマキバオーで大成功を収めました。

つの丸先生、マジすげえ・・・! 

個人的には野球の話が好きです。

野球好きなので!

野球の特訓がすっごく面白かったです!

野球の特訓(?)

ちなみに野球の特訓ではなんでこんなことになってるのか、ですが

単純に野球の特訓の本と度胸試しの本を間違えたからです。

この後も野球の特訓と思い込み、牛に追いかけられる、バンジー、火の輪くぐり、崖から飛び込みなどが行われ 出した被害が・・・

・泣いたサル 5匹

・ケガしたサル19匹

・行方不明になったサル 10匹

・死んだサル 8匹

ついでに盲腸の手術で一週間入院した漫画家 一人

・・・って、

メッチャ死んでるやん!!

サラッっと書いてあるけど行方不明合わせて18サルが消えているとか・・・

いざ読み返してみたらとんでもない話でしたね。

あと1組との料理対決。

2~4組は運よく勝った気がしますが、1組だけはマジの兄弟愛の勝利だと思っとります!

弟モンチャックのために料理するモンモン。

そして作ってくれた兄のため、不味いのを我慢して食べるモンチャック。

モンモンの料理を食べた時のモンチャックの顔がメッチャ印象的でした。

あああああああああああ

一体どれだけ不味いのやら・・・

この二人の姉弟の絆は鋼の兄と全身鎧弟並に強いと思いました。

特に最終回での二人の行動に、マジに感動で泣けました。

最後に、この作品において最も感動した事ですが・・・

「愛」「自由」そして「心」
この作品における友情、努力、勝利よりも大事な事だそうです。

※コミックス2巻参照

敵・味方関係なしのすべてへの愛。

悲しければ泣き、楽しければ笑う心。

そして何にも縛られない自分の意思で行動する自由。

ギャグマンガでここまで深い事を言った作品は珍しいです。

っていうか、デビューして間もなく、当時のジャンプのテーマに対して宣戦布告するつの丸先生・・・


マジすげぇ!

葵山優一はつの丸先生をマジ尊敬します!

以上、モンモンモンについてでした。

どうもありがとうございました。

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