この記事の主な使用画像出典 ©瑪羅門の家族 宮下あきら
こんにちは。葵山優一です。
「懸命なるオタクに希望の未来を!!」
今回紹介するのは瑪羅門の家族です。
作品紹介
ジャンプで宮下あきら先生の男塾の次の作品でした。
画風こそほとんど変わりませんでしたが、内容は打って変わって何とも形容しがたく、ジャンル分けが難しいです。
しかしとても奥深く引き込まれる内容となっております。
「聖なる力(チャクラ)」と呼ばれる能力を駆使して、法では裁けない悪を裁くことを家業とする瑪羅門一家の物語です。
序盤は1話完結でしたが、途中からは敵勢力である魔修羅一族が登場し、世界を旅して瑪羅門の力を使える7人の仲間を集めるという冒険物になりました。
ソク読みで1話が読めますので、詳しくはこちらをご覧ください。
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残念ながら序章に当たる読み切り版はコミックスに未収録なので現在では見る事が非常に困難です。
大きくレビューしている方がいましたので、気になる方はご覧ください。
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高校与太郎さんのブログ「ピグの部屋」
多少のキャラ設定は変わっていますが、話は1話に繋がっています。
残念ながら打ち切りにより、物語が途中で終わってしまいました。
ある理由により、宮下先生の作品の中では希少な物語途中で終わっている話です。
(理由は後述)
思い出と感想
まず、男塾が大好きだったので、読み切りが乗った時はマジ嬉しかったです!
内容もすごく面白く、是非とも連載して欲しいと思いました。
翌年、連載が決まった時は「よっしゃあー!」と叫んだ記憶があります。
最初は一話構成、途中から長編に突入という当時のジャンプお決まりのパターンでしたが、しかしそこは今も昔も尊敬する宮下先生!
僕にとって一週たりとも面白くない話はありませんでした!
何よりサブタイトルが毎回すごいカッコいいんです!
思わず声に出して読んでしまいそうです。
サブタイ一覧 1巻~4巻
当時のジャンプの中では特に好きで、毎週楽しみにしていました。
しかし、残念ながら、連載期間は1年足らずでした・・・
突然の打ち切りにより、ラスボス(と思われる)孔雀院一馬と決着がつかずに終わってしまいました。
非常に残念でした・・・
マジで
しかし近年、宮下あきらキャラ大集合の「極!男塾」で瑪羅門3兄弟が再登場してくれました!
しかも王大人vs龍という夢の対決が実現!
歳はとっても、あの時と同じく、マジ嬉しかったです!
っていうか、孔雀院一馬との決着はどうなったのやら・・・
勝ったのか、パラレルワールド扱いなのか・・・
宮下あきら先生には是非とも瑪羅門の家族の続きを描いてほしいものですが・・・
酒鬼薔薇事件のせいで大変ご立腹なので、難しいですかね・・・。
酒鬼薔薇事件と瑪羅門の関係
瑪羅門の話をする際、どうしても酒鬼薔薇事件がついて回ります。
酒鬼薔薇事件についての説明は省きます
詳しくはこちらをご覧ください
犯人である少年Aの残した文の中にこのような記述がありました。
汚い野菜共には死の制裁を
積年の大怨に流血の裁きを
逮捕後の自供によると、家にあった瑪羅門の家族の第3巻、「積年の大怨に灼熱の裁きを」を一部改変し、引用したとの事です。
その際、一部メディアがこのマンガが悪い影響を与えたなど、お門違いな事を報道しました。
それにより、瑪羅門の家族のコミックスがなんと販売禁止になりました。
※現在は電子書籍で見れます
ですが、話の内容は酒鬼薔薇事件とは全く関係ありません!
当時、マスコミが宮下先生にインタビューをした際・・・
「この作品を描いたのは昔の事なので記憶にない!」(5年前)
「コメントする立場にない!」
と答えたそうですが、恐らくこれはマンガを悪者にして数字を取りたいマスコミの悪意ある報道でしょう。
酒鬼薔薇事件
↓
マンガの影響
↓
マンガは悪
↓
親たち喜ぶ
↓
数字が取れてマスコミ喜ぶ
この胸クソ悪いやり方は、昔も今も変わりません。
瑪羅門の家族は、酒鬼薔薇事件のとばっちりを食らった不運な作品です。
それから20年・・・瑪羅門の家族は長い間、自粛されておりました。
なので、連載再開は絶望的と思われていましたが・・・。
先述の通り、キャラクター達は極!男塾で復活しました!
展開的には残念ながら敵に敗北し、3人共殺されそうになりましたが、兄二人が犠牲となり、敵を捕獲し転送する技を使って龍をどこかに飛ばして出番を終えます。
(長男凱は2度目の死亡ですね)
で、その技が コレ
BARAMON GO!!
( ゜Д゜)・・・・・・
時代を超えたコラボ!
さっすが宮下先生!!
そこに痺れる 憧れるゥ!!!
. -―- . / ヽ // ', (⌒ヽ7´ ``ヒニ¨ヽ ヽ、..二二二二二二二. -r‐''′ _ _ `r、| ゙._(9,)Y´_(9_l′ ) ( , -'′ `¨¨´ ̄`ヽ、 {(,| `'''7、,. 、 ⌒ |/ニY { \ ヾ| ^'^ ′-、 ,ノr')リ ,ゝ、ー`――-'- ∠,_ ノ | 「匸匸匚| '"|ィ'( (,ノ,r'゙へ. ̄ ̄,二ニ、゙}了 , ヘー‐- 、 l | /^''⌒| | | ,ゝ )、,>(_9,`!i!}i!ィ_9,) |人 -‐ノ .ヘー‐-ィ ヽ !‐}__,..ノ || /-‐ヽ| -イ,__,.>‐ ハ } ''"//ヽー、 ノヽ∧ `ー一'´ / |′ 丿! , -===- 、 }くー- ..._ //^\ ヾ-、 :ハ  ̄ / ノ |. { {ハ. V'二'二ソ ノ| | `ヽ ,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)ノ:l 'ーー<. / |. ヽヽヽ._ `二¨´ /ノ ノ / <^_,.イ `r‐'゙ :::ヽ \ `丶、 |、 \\'ー--‐''"// \___,/| ! ::::::l、 \ \| \ \ヽ / ノ
もはや宮下先生にとって、瑪羅門は黒歴史ではないのかもしれませんね。
もしかしたら酒鬼薔薇事件の少年Aが宮下先生に何かしら謝罪をしたのかもしれません。
葵山優一は、止まってしまった瑪羅門の家族の続きを期待しております!
以上、瑪羅門の家族についてでした。
どうもありがとうございました。
追記
酒鬼薔薇事件 少年A 現在
本名 東真一郎 32歳(2017年) 自作手記『絶歌』を出版(太田出版)
現在は愛媛県で造船会社に勤務。結婚して子供もいるそうです。
(ネット情報なので確実ではありませんが)
彼のしたことは許されることではありませんが、もし現在、更正して真っ当に生活しているのであれば、そこは批判できません。
罪を犯した人間が反省し、償おうと努力する事はとても大切な事です。
むしろ今尚、「マンガ=悪」と報道するマスコミ。
そしてそれを鵜呑みにする大人達のほうが僕にとって嫌悪の対象です。
昏迷なる俗世に正しき未来を!!
by.葵山優一