この記事の主な使用画像出典 ©三条陸 稲田浩司DRAGON QUEST -ダイの大冒険-より
こんにちは。葵山優一です。
今回はダイの大冒険のミストバーンについて話します。
ミストバーン
魔王軍 魔影軍団 軍団長
種族 ??? 年齢 ???
得意技 闘魔傀儡掌 闘魔滅砕陣 ビュートデストリンガー
―終始無言?の男―
ミストバーンは当初六団長の一人でさまようよろいやホロゴーストなど実体のないモンスターを率いる魔影軍団の軍団長として登場しました。
不気味な衣を被り、素顔と正体を隠した謎の男として描かれていました。
当初、足がありませんでしたが、途中から追加されました。
(フレイザードを踏んだ時)
終始無言。無口キャラという設定でしたが・・・
初登場から喋り、よく登場し、ほぼラストまで強敵としてダイ達の前に立ちはだかったので、敵の中では一番喋ってるイメージがあります。
特によく喋ったシーン
・ハドラーを生き返らせた際、丁寧に体の仕組みを説明する
・鬼岩城でパプニカを侵攻した際に宣戦布告として長々と口上を述べている
・ハドラーと友情的な会話をする
・ザボエラにお説教をする(2度ほど)
どこが終始無言だよ!
ってくらい喋ってました。
終盤ではご丁寧に観光案内までしてくれたり・・・
特にヒュンケルとは会うたびによくお喋りしてました。
あと、キルバーンとは昔から仲がいいみたいですが、最近喋りだしたのにこれまでどうしていたのか。
例のテレパシーでしょうか。
また、ヒュンケルを拾って育てた師匠との事ですが、暗黒闘気の使い方とかどうやって教えたんでしょうか。
ヒュンケル曰く、「俺にものを教える時ですらろくに喋らなかった」そうですから、ある程度必要最低限な事は喋るんでしょうか。
やっぱ終始無言じゃないじゃん!!
―激情的な男―
基本無口なので無感情みたいに見えますが、結構感情的なところもあります。
っていうか、相当の激情家です。
鬼岩城壊されてショック受けたり
「私のせいだあああっ!!」
素顔をちょっと見られてブチぎれたり
「黙れっ!!」
黒のコアがいつ爆発するかわからんと言われて驚いたり
「ええっ!!?」
アバン先生のメガネに大爆笑したり・・・
(確かにこれは面白かった)
「ふふふ・・・っ! ワハハハハハハハハ!!」
ハドラーを卑下したザボエラにデコピンしたり
(デコザシュ?)
あと、初登場の時 怪力アピールしました。
爪やらでぶっ刺せば終わってたのに・・・。
まだキャラが定まってなかったんでしょうね・・・
(足もないし)
感情的 情熱的 意固地・・・
何気にダイの大冒険で一番人間的なのは、ミストバーンなのかもしれません・・・。
-ミストバーンの行動理念-
ミストバーンには
「大魔王様のお言葉はすべてに優先する」という大魔王絶対という信念があります。
ミストバーンの代表的なセリフといればコレですよね。
ミストバーンとは、ミストというモンスターが大魔王バーンの体にとりついた状態です。
※ご存じない方はウィキペディアのほうで詳しくご覧ください。
ミストの正体は、あやしい影やホロゴーストなど実体を持たないモンスターの最上位でした。
自らの肉体は持たないが他人に憑依し、自由に操り、さらには肉体の限界まで力を引き出せます。
マァムに憑依しようとしてます↓
※憑依しようとしてます
(大事な事なので2回・・・)
強い体さえあればいつでも強くなれる。
一見最高の能力に思えます。自ら鍛える必要がありませんし。
しかし、ミスト本人は自分の能力を嫌っていました。
ミストの人間に放ったセリフの中で
「強靭な肉体と精神を持った者は敵味方問わず尊敬する」
という言葉があります。
メチャクチャ強いオマエが何言ってんの?と、一見皮肉にも取れますが、自分を鍛える事ができないミストにとっての本音が醸し出されていた言葉でした。
人任せでは何も意味をなさない自分の能力。
もし宿る人間や生物がいなければ、空裂斬一発でKOです。
生き残るためには他者に永遠と寄生し続けなくてはいけません。
そんな自分・・・確かに嫌かもしれませんね。
しかし、大魔王バーンはミストのその能力を私のために使えとおっしゃって下さったそうです。
魔界の神からじきじきのお達し。これは嬉しかったでしょうね。
自らに存在意義を与えてくれ、評価してくれた大魔王バーン。
人は自分を認め、評価してくれる人に忠誠を誓い、その人の役に立ちたいと思うものです。
「大魔王様のお言葉はすべてに優先する」というバーンへの絶対的な忠誠心はここからきているものと思われます。
そう考えるとミストバーン、ある意味人間以上に人間らしいと言えませんかね。
バーンにしたって「凍れる時の秘法」の都合上、ミストだけは切り捨てられず、永遠に傍に置いておく必要があるわけです。
(同じ能力でさらに使えるヤツが現れたら、どうなるかわかりませんが・・・)
上司は部下を必要とし
部下は上司と会社のために頑張る。
理想的な上司と部下の関係だったわけです。
「大魔王様こそ絶対!」
葵山優一も、そういう理想的な会社で働きたかったです。
とりあえず今回はこの辺で。
次回もミストバーンについて話そうと思います。
次回もよろしくお願いします。
どうもありがとうございました。