この記事の主な使用画像出典 ©三条陸 稲田浩司DRAGON QUEST -ダイの大冒険-より
こんにちわ。葵山優一です。
今回はダイの大冒険の中、敵の中で最も成長したといわれるハドラーについて話そうと思います。
自分、ダイの大冒険の中でも
ハドラーが一番大好きっす!
終盤はもちろん、初期のハドラーもなかなか味があってよいと思います。
ハドラー
魔王軍 魔軍司令
357歳
得意呪文 イオナズン ベギラゴン
心臓をふたつ持っていてひとつ潰れても平気(それおかしくね?)
※ちなみに大魔王はみっつ持ってるらしい。
ハドラーについてさらに詳しくはWikipediaをどうぞ
―復活の魔王―
かつてアバンに倒された魔王ハドラー
その様子はドラクエ1を模したような感じでした。
ハドラーのデザイン まんま竜王だし。
「世界の半分を・・・」のセリフまで言ってます。
大魔王バーンによって復活し、再び地上征服を企み、新たな魔王軍を率いて世界各国に自軍を進行させます。
今度は魔王軍六団長を率いる魔軍司令という立場です
そして現在の魔王軍の状況をご丁寧に
読者に説明してくれます!
(作中では聞いている人がいないので独り言です)
よく見るとバックに六団長のシェルエットがあります。
この時点である程度キャラデザは決まっていたみたいです。
(フレイザードが細かったりミストバーンの頭に何かついてますけど)
キン肉マンとえらい違いです。
-ハドラーの性格-
作中では初期ハドラーの性格は極悪非道とされていますけど、ぶっちゃけあまりそれほどそうは思えないですね。
ハドラーの非道行為 例
・魔王時代は捕えてきた人間とモンスターを死ぬまで戦わさせたらしい。
でも問答無用で処刑するよりまだマシに思える。
・フローラ姫を攫おうと企てる。
でも魔王として当然の行為だと思える。
・ヒュンケルの育ての親、バルトス殺す。
でもこれはまぁ仕方ないです。
門番なのに敵通しちゃってますし・・・
普通に裏切りですし・・・
むしろゲンコツ一発で死ぬバルトスもカルシウム不足です。
(ちなみにこの時ハドラーは超瀕死でした)
こんなんでよく最後の砦任せられてましたね・・・
とまぁ、このように、確かに悪者だけど、極悪非道と言うほどではないように思えます。
むしろ、積極的に前線に赴いたり、仲間を大事にする一面があったり、アバンに弟子たちと最後の言葉を交わす時間を与えたりと
(6ページ黙って待ってました)
元魔王のくせに結構いい所もあります。
いろんな人から微妙なフォローをもらっていました。
・ダイ「あいつ、しぶといからなぁ・・・」
・ポップ「残酷だが卑怯じゃなかった」
・アバン「魔王時代は確かに残酷だったが、騎士としての誇りがあり、最低限の戦いのルールは尊守していた」
・マトリフ「よぉ 三流魔王」
(魔王になりきれてないって意味の皮肉と思われる)
・クロコ「褒められた人格ではないが酷い策略家でもなかった」・???「根はいい子だけど手の付けられない乱暴者なのよ」
魔王軍において失敗が続いたので立場が危うくなり、ザボエラと共に卑怯な手でダイ達を暗殺しようとしましたが、それも失敗に終わり、とうとう追い詰められました。
しかし・・・
そこからが真のハドラーでした。
-武人・ハドラー誕生-
己の保身を考えてたら勝てないと悟り
自らを短命な超魔生物に改造します!
ダイ達に勝てねば死んでも死に切れぬ!という事で、武人として一皮むけ・・・というかぶっちゃけ何枚も向けた気がします・・・
少なくとも鼻水たらしてた頃とは雲泥の差です。
そしてついに超魔生物ハドラー爆誕!
魔法も使え、オリハルコン製の覇者の剣を装着し、なんか空も飛べるようになりました。
どうやって勝つのコレ?ってくらい、メチャクチャ強くなりました!
ポップ曰く
「超魔生物が魔法を使えたら正真正銘の完全無欠じゃねぇか」
自身は大パワーアップを果たし、さらにはバーンから頂いたオリハルコン製チェスのコマを使い、騎士道溢れる親衛騎団まで生み出し、物語を大いに盛り上げてくれました!
ハドラー親衛騎団誕生!
メッチャ熱かったです!
この頃はジャンプの中でダイが一番楽しみでした!
ホント連載が続いてよかったです!
本来ならバラン戦のあと、そのままバーン戦の予定だったらしいので、どういうシナリオ予定なのかわかりませんが下手すればハドラーは戦う機会もなく、バーンに「お前はもういい」とか言われて殺されてたかもしれませんね。
―ハドラー、決死の覚悟―
そして終盤戦。
ハドラーはなんと一人でダイ・バランに戦いに挑みます。
この無謀ともいえる戦いには色々推測が立てられました。
・ヒュンケル「絶対の自信か? それとも死してなおという捨て身の覚悟か? あるいはその両方?」
・ミストバーン「自殺行為としか思えない」
・バーン「自らを追い詰め、極限の力を振り絞ろうとするための策」
このあたりは結局、作中では明らかにされませんでした。
僕個人の推測ですが、この時ハドラーはおそらく二人相手に絶対に勝てると思ってなかったと思います。
最悪負けても、主であるバーンのためにダイかバラン、どちらか一人でも倒す。もしくは手負いにし、あとは残るミストやキルに任せるつもりだったんではないでしょうか?
ハドラーがこの戦いの前に言ってました。
「強さとはむなしいものだ。上には上がいる」
「しかし、アバンの使途だけは超えて死にたい」
何としてでも勝ちたい相手がいる。
その気持ち、非常によくわかります・・・
超魔生物となり残りの寿命が少なくなった今、最後の最後まで思う存分全力で戦い、できるならば勝利を勝ち取りたい。
そんな心情だったんではないかと思います。
(あくまで僕の予測です)
しかし、結局その望みは敵いませんでした。
黒のコアのためダイ達は全力を出せず、最後の最後まで勘違いして戦うという道化を演じさせられる事になり、ハドラーは涙しました。
そして黒のコアは結局爆発してしまい
ハドラーは死んだかと思われましたが・・・
なんとまだ生きてました!
ここがいまだに不思議です。
バーンが「海に落ちる破片の数が多すぎる」「バランが爆発を抑えた」と言っていましたが、かなりの爆発であったのは間違いありません。
ポップ達も危機一髪でしたし。
爆発を抑えるバラン
バランの背の後ろにいたダイはともかく
抑えたとはいえ、黒のコアは
ハドラーの目の前で爆発したはずです。
・・・バランは死にました。
なのにハドラーはほぼ無傷・・・。
※実際はあとちょっとの命みたいですが、この後元気いっぱいで大魔王と戦っていましたし
大魔王バーンの説明によると
「奴には死して蘇る度に強くなる不死身の肉体を与えていた」
「だが余の暗黒闘気なくば復活できない」
「故に超魔生物と化した今となってはもはやその力は失われたと思った」
「奴は自力で死の淵から蘇った!」
「そして今や余に匹敵するほどの強さを手に入れつつある」
・・・ちょっと何言ってるのかよくわかりませんが
とにかく
超魔生物すげえ!
ハドラーすげえ!!
ってことだけはわかります!
アタマ悪くってすみません・・・
とりあえず今回はここまでっす。
ハドラーについてはまだまだ語ることが多いですが
何とか次回でまとめよう思います。
それではまた次回。
ありがとうございました。