この記事の主な使用画像出典 ©白い沈黙 エゴ・フィルム・アーツ フィルム・ファーム
こんにちは。葵山優一です。
今回紹介するのはカナダのサスペンス映画
「白い沈黙」です。
作品紹介
「親子の愛情」をテーマとしたアメリカのサスペンス映画です。
父親であるマシューと9歳の娘であるキャス。
ある日、スケート教室の帰りにカフェに寄り、寝てる娘を残して車から降り、娘の好物のパイをテイクアウトで買います。
・・・しかし、車に戻ると娘が消えていました。
マシューは当然 警察に駆け込みますが、目撃者や証拠がなく、警察は捜査に協力的ではありません。
逆に、現在無職で前科のあるマシューを営利誘拐で疑います。
妻からも責任追及され、マシューは独り娘を探します。
8年の歳月が過ぎ、ある日突如 娘の生存をほのめかす物が妻の職場に届けられます。
さらにはネットでキャスと思われる人物が浮上し、本格的に捜査が開始されます。
果たして 8年前誘拐されたキャスは生きているのか・・・?
カナダで実際に起こった少女誘拐監禁事件がモデルになっているそうです。
公式PV↓
葵山優一の感想(※鑑賞後閲覧推奨 ネタバレ含みます)
先日、アマゾンプライムで見ました。
すっごい面白かったです!
アマゾンプライム会員なら無料で見れると思うので、是非ともおススメします!もし見れなければ・・・
その辺でレンタルしましょう!
たぶんどこでも置いてあると思います!
ある日、娘が突然いなくなったら・・・
僕に娘はいませんが、正直ものすごい絶望感でしょうね・・・。
姪がいますが、もし誘拐されたり行方不明になったらと思うと・・・恐ろしいです。
それだけに主人公である父親のマシューの行動がマジ熱いです!
普通は絶望でおかしくなってもおかしくありませんが・・・
8年の間ずっと車で娘を探す行動力がハンパないと思います!
探すといっても特に情報がないので、いなくなった周辺を車で回り、同じ年くらいの女の子を毎日チェックしてました。
「わき見運転ダメ」とか、「逆に誘拐の下調べだろ」とか、みたいなツッコミも出てきそうですが・・・
父親の愛情がマジでハンパないことが
よーーく伝わってきました!
果たしてこれができる父親がどれだけいる事でしょうか・・・。
話の内容は面白く、おススメできるんですが、多少マイナス点もあります。
※葵山優一個人の見解です。
まず、警察の無能っぷりが際立ちましたね。
誘拐されたと通報があったんだから、周囲に検問しくなりなんなりするべきでしょうに。
あと、予告でも「娘を売れば金になるだろう」とか言って父親を疑っていましたが
ならなんで警察に駆け込んで来るんでしょうね。
妻が通報したならまだわかりますが・・・。
「たまたま目撃者がいなかった」
これだけで父親を犯人扱いはどうにも無理が・・・
まぁ、それだけに父親のマシューの活躍が際立つので、映画の演出としてはアリなんでしょうが、いかんせん警察の扱いがちょっと酷い気がします。
まぁ、お門違いな暴言を吐きまくる刑事を殴り飛ばしたシーンは
スッキリしましたけどね!
その後、この警官の大事な人物が同じく行方不明になるんですが
その時の小物っぷりがハンパない!
(目撃者に対して八つ当たりしたり)
お父さんとの強さが違いますね。
あと、演出的な話になりますが、8年前と現在、あと途中の話とかもたまに切り込んで場面展開するので、所見の人には少々わかりずらいかもしれません。
話の内容がわかっていて2回目以降見ると理解が深まりますが、それを大衆に求めるのは少々厳しいでしょう。
ラストのほうも、どうにも駆け足な感じが否めません。
この辺は是非とも、本編をご覧になって下さい。
恐らく意見が相当分かれると思います。
あと、何より最後の最後で、スケートのボーイフレンドが出てこなかったのが一番納得いかないですなー
誘拐前ではプロポーズまでされてたのに・・・。
すっかり忘れているならともかく、ちょくちょく出てきてマシューとも接点があり、8年の間キャスを忘れずにトラウマになっていたので、是非とも最後は無事再会して一緒にスケートとかやって欲しかった・・・!
結局一人でスケート滑って終わり、エンドロール・・・
ボーイフレンドの意味ないじゃん!!
最後の最後で一番納得いきませんでした。
あくまで個人的な意見ですけど!
でもまあ、総合的に見ればすごく面白かったです。
テーマは「父の愛が試される」ですから、娘を持つお父さんには是非とも見ていただきたいですな。
以上、白い沈黙についてでした。
それではみなさん。また次回!
サヨナラ サヨナラ サヨナラ!
葵山優一は淀川長治さんをリスペクトしております。