サンデー

育ってダーリン!!について

この記事の主な使用画像出典 ©育ってダーリン!! 久米田康治

こんにちは。葵山優一です。

今回は久米田康治先生の青春ラブコメマンガ(?)

育ってダーリン!!

について紹介します。

ジャンル:少年マンガ・ラブコメ系
作者:久米田康治
出版社:小学館
掲載:週刊少年サンデー超 週刊少年サンデー 1995年~1996年 2002年
コミックス 全1巻 新装版全2巻

作品紹介

1995年から月刊誌「週刊少年サンデー超」にて連載された久米田康治によるラブコメマンガです。

あらすじを簡単に説明しますと

高校1年生の羽留うららは学校で非常にモテていましたが、寄ってくる男はロクなのがおらず、失望していました。

ある日、自分には許嫁がいると聞かされ、会ってみることに。
しかしその許嫁は、5歳も年下の小学生でした。

うららは紫式部の源氏物語を思い出し、「理想の男がいないなら自分で作ればいい」と考え、許嫁である坂本冬馬と婚約します。

その後、冬馬の両親は海外へ出張事になり、うららと冬馬は二人で同棲することになりました。

元は1994年に「少年サンデー増刊」にて読み切りである「だんな様は小学生」を連載化したものであり、「育ってダーリン!!」の第一話として掲載されています。

1996年6月号にて連載が中断されましたが、2002年に週刊少年サンデーにて復活。

作品は完結され、新装版として全2巻にすべて収録されました。

新装版 絵柄が途中で急に変わる

新装版と同じ装丁で台湾でも発売されています。
(タイトルは「期待你長大」)

思い出と感想

昔から見ていた南国アイスホッケー部の影響でコミックス1巻だけはずっと持っていましたが、2巻がいつまでたっても出ないので諦めていたところにまさかの連載再開!

マジで嬉しかったですねー


本人曰く、「20代の過ち」だそうですが、それでもキチンと作品を完結させてくれた久米田先生はマジで偉いと思います!

僕は基本、「話の途中でブツ切りに終わっているマンガ」というものが一番嫌いです。

「俺たちの戦いはこれからだ!」といういわゆる打ち切り的終了ではなく、例えば戦っている最中に終わるとか、話の途中で急に終わるとか・・・

そして次の号で「都合により連載終了させていただきます」と書かれてそのまま終わってしまい、コミックス未収録の話が結構あったりとか・・・

終わるにしても、多少強引でもキチンと「完」と終わらせてくれるほうがよほどいいです。
単行本にしても、未収録の話はできるだけなくしたほうがいいです。

「描くのが嫌になったから途中でやめた」「出版側の都合で連載が終了した」みたいな理由はたくさんあるでしょうが、少なくとも連載されていた以上、見ていた読者がいるはずです。

そういったファンの事を考え、連載が途中で終わってしまってもコミックスで加筆修正されたり、この作品のように時を超えて完結させたりしてくれる作家さんはマジで偉いと思います!

葵山優一はそういう作家さんを心より尊敬します!!

未完の情景

作品の終わり方というのは、その作品の価値を決める大きなファクターだと思います。

それを放棄し、未収録という言葉で済ませてしまう事こそ、最もやってはいけない行為だと思います。

コミックスで未収録の話を見るという事は、非常に大変です。
時が経てば経つほど困難になるでしょう。

リアルタイムで読んでいた読者はまだしも、後にコミックスで買って読んだ読者は完結しないままなので、大げさかもしれませんが、下手すれば生涯にわたる心残りになるでしょう・・・

「あのマンガの最後がどうしても知りたい・・・」

現在はネットで公開もできますから、未収録の作品はどんどん公開して欲しいです。

マンガZとかで

また、未収録の作品でアップしないのならば、ネットで画像を上げる事を許可してほしいですね。

当時の雑誌を持っている人もいるでしょうし・・・。

ようつべとかでDVD化されていない昔のドラマや映画など公開して著作権違法とかで消されるケースもあるみたいですが、消すなら何かしらの形で見れるようにして欲しいです。

作品は世に出てこその作品でしょうに・・・

そういった意味ではこの作品はちゃんと帰ってきてくれました!

ホントに偉いと思います!

育ってダーリン!!の話に戻りますが、この作品はハッキリ言って面白いです!

最初は主人公(ヒロイン?)のうららが自分勝手なキャラであまり好きではありませんでしたが・・・

互いに思い合い、二人で成長していく過程はとても良かったです。

特に最後はとても感動しました!

読んでみると、色々時代を先取りした設定が組み込まれていましたね。

ただ、久米田先生自身の絵がラブコメに向いていないという意見が多く、僕も正直そう思いました。

今からでもヤスさんあたりに描いてもらえば、ブレイクするかもしれませんね・・・

何はともあれ、きちんと完結したので名作だと思います。

もし買う場合は、新装版の購入を絶対におススメします。
まぁ、旧のほうは見つける事すら困難だと思いますが・・・。

新装版ではいきなり6年も飛ぶので、急激な絵柄の変化が起きます。

もはや別人だろ・・・的な。

そこもまたよし! 面白い!!

久米田先生会心のラブコメ、育ってダーリン!!

是非ともおススメします!!

以上、育ってダーリン!!についてでした。

どうもありがとうございました。

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