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最上の命医について

この記事の主な使用画像出典 ©最上の名医 橋口たかし

こんにちは。葵山優一です。

今回は橋口先生の本格派医療マンガ

最上の名医について紹介します。

ジャンル:少年マンガ・医療系
作者:橋口たかし
出版社:小学館
掲載:週刊少年サンデー 2008年1号~2010年13号
コミックス 全11巻

作品紹介

2008年より週刊少年サンデーで連載された橋口たかし先生による医療系マンガです。

あらすじを簡単に説明しますと

西條命は生まれて間もない頃、心臓の大手術を受けて奇跡的に助かりました。

以後、命は幼くして自分を直してくれた神道護先生のような“最上の名医”を目指します。

成長した命の年齢がよくわからない。

数十年後、命は医療の勉強のためアメリカ留学し、帰国後は平聖中央病院に勤務することに。

しかしそこは、利権問題や確執などの内部抗争の激しい病院でした。

命は仲間たちと共に、最上の名医を目指すべく日々患者と向き合います。

前作の「焼きたてジャぱん!」と同時期に上がった企画でしたが、医療系マンガは綿密な取材や監修が必要であるほか、医療に詳しい原作者や監修を務める人物が必要だったため、先に焼きたてジャぱんを連載させた経緯があるそうです(コミックス1巻より)

さらに、本来の主人公は後の「キング・オブ・ニート」に登場する最上義明(もがみよしあき)の予定でしたが、あまりにも破天荒なキャラで不謹慎と取られる危険性があったため、先に上司である西條命(さいじょうみこと)を主人公にした俗にいう「スピンオフ」作品を先に連載させるというアクロバティックな手法によってこの作品は生まれました。

橋口先生曰く、2部にあたる「キング・オブ・ニート」こそ本編であり、作者自らが表現したいテーマであるとの事です。

※2部の「キング・オブ・ニート」については次回解説します。

2011年に第1部である『最上の命医』がテレビ東京系で実写ドラマ化され放送され、2016年2月と2017年8月には同じくテレビ東京系で、スペシャルドラマが放送されました。

斎藤工はまさに命先生でした。 身長以外は・・・(高すぎ)

思い出と感想

焼きたてジャパンが終わった後に始まった橋口先生の新連載は、まさかのブラックジャックさながら医療マンガでした。

正直橋口先生はギャグがメインだと思っていましたが、こういう社会的なマンガも一流だという事がよくわかる作品でした。

若き天才医師による奇跡的な手術の数々は、メッチャ熱いですね!

権力者による陰謀やら妨害やらも神懸かり的な手術の腕前のみでねじ伏せていく姿はまさに爽快でしたね。

マジでブラックジャックを超えるかとすら思いました。

読んでいると命の天才的な手術は実際にはありえないんじゃないかというスピードや手法を用いられていますが、実際に同じ手術で命と同じかそれよりも早く、さらには安全性を特に重点に置いているそうです。

なんか西條先生がメッチャ完璧超人に思えますが、実は実在してる医師をモデルにしているそうです。(3巻より)

凄い人もいるものですな・・・

もし僕が病気になったら、そういう人にかかりたいですな。

第2部への布石作品とは言え、正直この作品だけでもかなりの名作だと思います。

医療マンガでは滅多なことは描けませんし、間違ったことも描けません。
相当な手間ひまと努力が感じられる作品です。

この作品を見て医者を目指す人もきっといる事でしょう。

是非とも西條先生のような医者になってもらいたいですね。

やっぱマンガは、人生を変える力がありますね。

このマンガのテーマは「無限の樹形図」。
人を助ければその人がさらに3人を助け、無限に広がっていく。

無限の樹形図

いわば幸せのねずみ講です!

(言い方悪いか・・・)

このマンガはとてもいい作品なので、読んだら是非とも3人以上に進めましょう!(笑)

よい作品を人に進め、その人がまた次の人へ進めてゆく・・・

葵山優一は是非ともマンガの「無限の樹形図」を作っていきたいと思います!

以上、最上の命医についてでした。

どうもありがとうございました。

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