この記事の主な使用画像出典 ©H2 あだち充
こんにちは。葵山優一です。
今回はあだち充先生の青春野球漫画の一角
H2について紹介します。
作品紹介
1992年よりサンデーにて長期に渡り連載されたあだち充先生の高校野球漫画です。
二人の主役と二人のヒロインが主体に話は進みますが、タッチとは逆に野球の試合のほうがメインとなっており、チームメイトや敵チームの事情なども多く語られるシーンが多く、本格派野球漫画としての評価はあだち先生作品の中でもダントツです。
また、同時に恋愛や事故、家族の不幸なども要所に取り入れ、試合そのものにはほとんど影響しないものの、モチベーションを高める要因としています。
1995年にアニメ化、2004年には実写ドラマ化もされており、若い世代にはあだち先生の野球マンガの中で最も知名度が高い作品とも言われています。
※アニメは学園祭での栄京戦の後、終了。ドラマでは原作最終話まで+オリジナルの展開で終わっています。(後述記載)
思い出と感想
スポーツ、特に野球漫画では他に髄を許さぬあだち先生。
その中、タッチ以上に僕が好きなのはこのH2です!
いや、タッチも好きなんですが、野球漫画としてと言われると、どーしてもこっちになってしまうんですよね・・・
それに30代オタクである僕と同世代の人にとってリアルタイムで見た人はタッチよりもこちらのほうが多いと思います。
何しろ僕の中高時代、らんま、コナン、メジャー、烈火の炎、うしおととらなどといった、いわゆるサンデー黄金期に連載していましたからねぇ・・・
なので僕らの世代ではあだち先生の一番思い出深い作品は、恐らくこのH2だと思います!
まず、序盤の展開が非常に面白いです!
いろいろなどんでん返しが多く、見てて飽きません!
中盤以降は試合や恋愛がメインとなり、最後まで質を維持しているとても素晴らしい作品だと思います!
プロ漫画家とて人間なので、通常の長期連載はどこかしらでだれたりするものですが、あだち先生の場合は一貫して質を保ち続ける天才だと思います!
ひかりのおばさん
この作品はとにかく名シーンが多いですが、個人的に一番印象に残ったのは比呂の幼馴染、ひかりのお母さんが夏の大会前に亡くなった所ですね。
比呂にとって幼馴染のお母さん。
小さい頃からひかりと一緒に可愛がってもらったもう一人の母親のような存在でした。
盲腸である自分の母と同時期に過労で検査入院しましたが、そのまま帰らぬ人に・・・
全然そんな素振りがなかったので、当時はマジで驚きました。
恐らくはマンガ人生の中でトップクラスに衝撃を受けたページです。
何度か読み返してしまいました。
「親子じゃないから親バカとはいわんよな」
比呂が将来プロになると信じて、落書きをずっと消さなかったひかりのお母さん。
優しくていいお母さんでした・・・。
笑われるかもしれませんが、当時はなんかもうマジで知り合いのお母さんが亡くなったような気分を味わいました。
それに、当の母を亡くしたひかりはの心情がはかり知れませんでしたね。
高校生が自分の母親を突然失くしたら、どんな心境なのか・・・
これだけは正直、今でもはかり知れません。
(´Д`)
それに友達の母親が亡くなったあと、なんと声を掛けたらいいのかも難しいですね・・・
お母さんが元気な方は、大事にしましょう。
葵山優一からの願いです。
<(_ _)>
ドラマがおススメ
初志貫徹で、物語の最後は比呂と英雄の勝負で完結します。
比呂vs英雄の決着はぜひコミックスにてご覧になってください。
最後の試合はメッチャ熱いです!
さらに実写ドラマでは最終回より先のオリジナル話があり、もう一度比呂vs英雄が見られます。
ドラマはDVD全6巻なのでレンタルすれば600円くらいで全部見れます!
いろいろと端折ってはいますが、大まかな話の流れはわかりますのでコミックスを全部見るのは大変という方にはこちらをお勧めしますね。
それに一番熱い最後の試合だけはすっごく力入っています!
まぁ、理想はコミックスを全部見て、そのあとドラマが一番いいと思います。
あだち充先生の最高野球漫画 H2!
是非ともおススメします!
以上、H2についてでした。
どうもありがとうございました。