この記事の主な使用画像出典 ©ファイアスノー 松根英明
こんにちは。葵山優一です。
今回はジャンプの本格派ファンタジーマンガ
ファイアスノーの風について紹介します。
作品紹介
1993年 ジャンプにて連載が開始されたファンタジー系バトルマンガです。
設定・絵柄・ストーリーと非常にレベルは高かったですが、運悪く黄金期真っ只中だったため、11週という短期で終了してしまいました。
あらすじを簡単に説明しますと
赤いマントを羽織い、白いドラゴンをつれた放浪の旅人ゼノ。
「死神」「殺戮の悪魔」「赤い野獣」などと呼ばれ、恐れられていました。
ある日ゼノは森で謎の一団に襲われてる瀕死の男を助けます。
男は死ぬ間際、ゼノに「この剣を破壊して欲しい」と、謎の剣をゼノに託します。
ゼノは鍛冶屋に行き、剣の破壊を試みますが、どうやっても剣は破壊できませんでした。
そして先ほど男を襲っていた謎の一団が現れ、剣の奪回を図ります。
ゼノは40人もの刺客をすべて倒しますが、鍛冶屋の主人は殺され、残された娘を託されます。
かくしてゼノは、鍛冶屋の娘シーナと共に剣の謎を巡る冒険の旅に出る事になりました。
途中各所に後々の伏線などが込められていることがわかりますが、残念ながら単行本一巻分で終了し、現在でも続編は見込まれていません。
当時のファンの中にも根強い人気があり、ジャンプの懐かしいマンガの中でもトップに上げられるほどです。
思い出と感想
この頃多かった短期作の中でも、非常に印象に残った作品です。
まずジャンプ巻末の次週予告ででかでかと「本格派ファンタジー!!」と予告されていて、次週がすっごい楽しみだった事を覚えています。
そして次週、他の作品よりまず先に巻頭カラーのこの作品を読んだ事を覚えています。
ドラゴンボールや幽遊白書より先に新作を読む。
当時ではあまりありえない事でした。
そして第一話がとても面白く、何度も読み返した事を覚えています。
当時、小学生低学年だったのにこれほど覚えてる作品は非常に珍しいです。
恐らくその前の週にいきなり終わった「瑪羅門の家族」のショックが大きかったんでしょうね・・・
(: ̄Д ̄)・・・
以降、毎週楽しみに読んでいましたが、例によって突然の終了。
この頃はよくあった事ですが、特にショックを受けた事も覚えています・・・
あとあと見返してみると、1993年は黄金期の中でも特に激戦区でした。
ファイアスノーの風開始号に掲載されていた作品一覧
・幽遊白書:富樫義博
・ドラゴンボール:鳥山明
・SLAM DUNK:井上雄彦
・ボンボン坂高校演劇部:高橋ゆたか
・DRAGON QUEST ダイの大冒険:三条陸・稲田浩司
・BOY:梅澤春人
・ペナントレースやまだたいちの奇跡:こせきこうじ
・こちら葛飾区亀有公園前派出所:秋本治
・力士伝説 -鬼を継ぐ者-:宮崎まさる・小畑健
・究極!!変態仮面:あんど慶周
・ろくでなしBLUES:森田まさのり
・CHIBI -チビ-:高橋陽一
・新ジャングルの王者ターちゃん:徳弘正也
・ジョジョの奇妙な冒険:荒木飛呂彦
・モンモンモン:つの丸
・花の慶次-雲のかなたに-:原哲夫・隆慶一郎
・アウターゾーン:光原伸
さらにこの年はこれ以降、キャプテン翼-特別編-、ラッキーマン、DNA2、忍空、地獄先生ぬーべー、さらにるろうに剣心が始まります。
今後、これららレギュラー固定され、新連載が長く続くことはほとんどありませんでした。
翌年、653万部越えの記録を果たした1994年で3巻以上コミックが出たのは、みどりのマキバオーと王様はロバだけでした。
そんな激戦区の中でも名を残したこのファイアスノーの風は凄いと思います!
今なら絶対続いていたと思います!
主人公はなんか中二っぽくて、ヒロインが時代を超先取りしたツンデレ。
相棒の子供ドラゴンが可愛い!
終盤では疾風を放つ魔法剣や幻術魔法までが登場しました。
・・・・・
全部 最近はやりの設定じゃないですか!
Σ( ̄口 ̄*)
時代を30年ほど先取りしすぎましたかね・・・
何はともあれ、僕はこのファイアスノーの風。
メッチャ大好きでした!
コミックも1巻だけなので見やすいと思います。
是非ともおススメします!
葵山優一にとってこの作品は、非常に思い出深い作品として生涯心に残します。
以上、ファイアスノーの風についてでした。
どうもありがとうございました。