ジャンプ

地獄戦士魔王について

この記事の主な使用画像出典 ©地獄戦士魔王 苅部誠

こんにちは。葵山優一です。今回は

地獄戦士魔王(ヘルズ・ウォリアー まおう)

について紹介します。

このマンガは個人的にメッチャ大好きでした!

ジャンル:少年マンガ・ギャグ系
作者:苅部誠
出版社:集英社
掲載:週刊少年ジャンプ 1994年9号~38号
コミックス 全2巻

作品紹介

1994年にジャンプで連載されていた苅部誠先生によるギャグマンガです。

作風は最初はシリアスかと思いきや、突然ギャグ調になり、微笑ましい感じに落とすという、このマンガだけの独特な手法でした。

シリアスとギャグを行ったり来たり・・・

主人公 田中魔王
夢は500年後に世界征服する事

※それまでは善行を重ねるという・・・

短期終了ながらとても人気があり、翌年に読切で「帰ってきた地獄戦士魔王」が掲載されました。

なお、苅部誠先生の作品はこの地獄戦士魔王だけです。

いくつか読切がありますが、そのほとんどが単行本未収録で短編集など出ていないので実質、現在読める苅部先生のマンガはこの地獄戦士魔王だけとなります。

思い出と感想

当時はメッチャ大好きでした。
1話目からハマり、何度も読み返した事を覚えています。

特に第2話目のココで腹がよじれるほど笑ったのはよく覚えています。

シスターが「世界征服は500年後ってホント?」と質問し、それに対して魔王は・・・

悪魔は
クソはついても
ウソはつかない

Σ(゚口゚; ・・・・

これは僕の中でジャンプ屈指の名台詞となりました。

盛り上げるだけ盛り上げ、今度こそホントか?と思わせ、壮大なオチをつける。

非常に少年向けらしいギャグマンガでした。

見事な終わり方

終わってしまった時はマジでショックでしたね。

当時のジャンプは黄金期真っ只中なので、突然終了する作品が多かったです。

面白いマンガの突然終了は、子供にとって非常にショックが大きいです。

瑪羅門やサイレントナイト翔など、トラウマになりましたし・・・。
(おかげでジャンプを読むのが怖くなった時期がありました)

しかし、このマンガはほかとちょっと違いました。

普通、短期終了マンガは伏線などを回収しきれず、「俺たちの戦いはこれからだ!」的な終わり方が多いですが・・・

何と作中で来週終わると予告!
「そうかー 来週で終わりかー」という読者に心の猶予を与えてくれました。

そしてこの話は来週どういう最終回になるかという予想を立てるという話でしたが・・・

実は今週が最終回というオチ!
Σ( ̄□ ̄lll) 

・・・でも、非常にうまいやり方でした。

ショックはショックでしたが、おかげで瑪羅門やサイレントナイト翔の時よりショックは少なかったですね。

心の準備の大切さがよーくわかりました。

正直、何故このマンガが短期で終わってしまったのかわかりません。
メッチャ面白かったんですが・・・。
(掲載順位も後ろじゃなかったし)

アニメ化したって不思議じゃないと思ってました。

・・・逆に面白すぎたのかもしれませんね。

ギャグで有名なすごいよ!マサルさんは、人気が高くて作者のプレッシャーになり、終了しました。

1話完結のギャグマンガというのはストーリー物を描くよりずっと大変だと言われています。

苅部誠も当時は若かったし、話を考えるのがすごく大変だったのかもしれません。

いずれにせよ、真に面白いマンガを描き続けるという事は、非常に困難な事なんですね。

消えた野獣

個人的には野獣が大好きでした。

野獣 メッチャ可愛い!
いっぱいいる


魔王のしもべとして登場し、最初はいっぱいいたのに2話以降は何故か一匹しか出なくなってしまいました。

2話の冒頭シーン

野獣もフグに当たっています。

そしてこれ以降、一匹ずつしか出ませんでした。

ひょっとしてこれで一匹除いて全滅したのか・・・?

今だに謎です・・・

野獣 超可愛い!


ぶっちゃけ野獣だけで相当な人気を取れたと思います。

作者の元に手作りの野獣ぬいぐるみがいくつも届いたそうです。
(それがプレッシャーの原因かも・・・)

あと、とってもラッキーマンで天才マンが自分のヒーロー証明書に「野獣を描いておこう」と言って描いたのはこの野獣です。

天才のやる事は理解できない…

他にもいくらかネタにされてたり・・・

とてもコミックス2巻しか出てないマンガのキャラの人気とは思えません。

野獣 ウルトラ可愛い!!

子供の頃、大好きだった地獄戦士魔王。

苅部先生はもう引退してしまっていますが・・・


是非とも今再び、地獄戦士魔王を復活させてほしいです!
葵山優一は魔王復活を願っております!
\(≧Д≦) /

いっそ僕が同人で描くか・・・(笑)

以上、地獄戦士魔王についてでした。

どうもありがとうございました。

ABOUT ME
aoi
自己紹介