ジャンプ

幕張について

この記事の主な使用画像出典 ©幕張 木多康昭

こんにちは。葵山優一です。

今回紹介するのはジャンプ紙上最大の問題作・・・(と言っても過言ではない)

幕張です。

ジャンル:少年マンガ・学園、ギャグ系
作者:木多康昭
出版社:集英社
掲載:週刊少年ジャンプ 1996~1997
コミックス 全9巻

作品紹介

千葉県幕張地区の高校「幕張南高校」を舞台としたギャグ漫画です。
野球部を舞台としていますが、野球に関わる話はほとんどありません。

下ネタが非常に多く、高校生以上には楽しめますが、明らかに少年マンガ向きではない作品でした。

しかし人気は高く、終了した現在でも時たまネット上でネタに見られるくらい当時の読者の印象に残っています。

様々なパロディが多く、時は担当、編集、さらには芸能人までネタにし、問題にならなく終了を迎えたことが奇跡的なマンガです(なってたかもしれませんが)

あまりにも問題になりそうなネタはコミックスで修正されております。
※ヒロミの「寒っ」など

作者の限界により終了したそうですが、その理由ですんなり終わった作品は非常にジャンプでは珍しいです。

基本一話完結の日常系でしたが、途中から大会が始まり、一時バトル物っぽくなりました。
※大会の理由は本誌ではマサルさんが大会始めたからでしたが、コミックスでは修正

終盤ではまた一話完結に戻り、作者に限界が見られましたがそれでも掲載順位は落ちなかった(黄金期で)、ある意味すごい作品です

人気はありましたがメディア化は一切されておらず・・・というかどう頑張ってもできない作品でした。

ジャンプというか、マンガ界においても非常に稀有な作品です。

思い出と感想

連載していた時、当時中学生でしたが・・・
メッチャ楽しんで読んでたのを覚えています!

塾の先生が好きで、よく話題にしていた事がありましたね。

なにぶん中学生だったのでわからないネタが多かったですが、塾の先生が非常にわかりやすく説明してくれました。

当時の自分は単純にパロディで笑っていましたが、成長してみてから読むと「よく連載が続けられたなぁ・・・」というくらいヤバいネタが満載でした。

このネタの意味は歳を取ってようやく意味が分かりました。

当時全く意味が分かりませんでしたからね・・・

このネタを簡単に説明しますと

瓶子のモデルは当時幕張の担当編集だった瓶子吉久氏(ジャンプ10代目編集長)
「マインドアサシン」のかずはじめ先生との交際(浮気)をこのネタで暴露し、離婚の原因となりました。

担当は作者のためになんでもするという話を聞いたことがありますが・・・

まさか自分の浮気までネタとして提供するとは・・・

当時の瓶子氏の凄まじい情熱が伺えます。

ちなみに現在、瓶子氏はかずはじめ先生と再婚し、円満な夫婦生活を送っているそうです(バクマン。より)

あと印象に残ったのが

奈良ずくし

(っていうか、絶対誰でも残ると思う)

これはもう少年誌ではアウトだろ と、当時ですら思いました。

※詳しい詳細は各自検索してください

(リンクを貼るだけでもマズい気がするので)

ハッキリ言って、よくもまあこれだけの作品が黄金期で一年以上連載できたものです。

面白ければよし!人気絶対!という、ジャンプの裏の部分を象徴する作品だと思います。

この作品はもう、高校生以上にしかおススメできません。
逆に言えば高校生以上は恐らく楽しめると思います。

いずれにせよ、人を選ぶ作品だと思いますので、興味ある方だけにおススメします。

葵山優一はジャンプに「幕張」という超絶イレギュラーな作品があったことを忘れないでしょう・・・

以上、幕張についてでした。

どうもありがとうございました。

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