ジャンプ

マインドアサシンについて

この記事の主な使用画像出典 ©マインド・アサシン かずはじめ

こんにちは。葵山優一です。

今回はかずはじめ先生を象徴するサスペンスマンガ

MIND ASSASSIN〜マインド・アサシン〜
について紹介します。

ジャンル:少年マンガ・サスペンス系
作者:かずはじめ
出版社:集英社
掲載:週刊少年ジャンプ 1994~1995
コミックス 全5巻

作品紹介

かずはじめ先生のジャンプデビュー作であり、代表作でもあります。

内容はヒューマンサスペンスという事で少年誌なのにかなり暗く、重い話が多いですが、以外にも人気が出て1年ほど続きました。

読切で人気があったため連載開始でしたが先生自身も「連載化は想定外だった」と文庫版で語っています。

あらすじを簡単に説明しますと

まずマインドアサシンとは

第二次世界大戦中にナチス・ドイツによって生み出された超能力者の通称である。頭部に触れるだけで相手の記憶と精神を破壊する能力を持つ。そのまま放置すると被害者は死亡するが、外傷は残らないため、その能力を知らない者には殺されたようには見えない。普段はその能力を制御するため、両耳にピアスを付けている。また、力を加減すれば記憶や精神の一部だけを破壊することも可能である。破壊された記憶や精神は、何らかの外的要因によって修復されることがある。
※Wikipediaより引用

主人公 奥森かずいは初代マインドアサシンの孫ですが、現在は病院を経営する開業医として働いています。

裏の仕事として患者の記憶を消したり患者を苦しめる悪人の記憶を操作したりします。

メディア展開はかずはじめ先生の作品の中で唯一ドラマCDになっています。
(全3巻)

思い出と感想

当時小学生だった僕には何とも難しい内容でした。
単純に僕のアタマが足りてないからかもしれませんが・・・

第2話の女先生がなんで傷ついていたのかとかわかりませんでしたし。

内容が理解できるようになったのは、だいたい高校生くらいでしたね。

正直、これは人を選ぶ作品かもしれません。

この作品のテーマは「人の幸せとはなんぞや」だと思います。

時には記憶を失ったほうが幸せという事もあり、なーんかスッキリしない終わり方する話もあったりします。

ドラゴンボールなどのバトル物やスラムダンクのような熱血スポーツ物よりルパン3世的なミステリーやサスペンスが好きな人にはおススメできます。

だからこそ、群雄割拠の黄金期真っ只中で1年近く残れたと思います。
他の作品とかぶらなかったのは大きいと思います。

コミックスの巻数も少なく、読みごたえがあるので興味ある方は是非とも読んでみて下さい。

僕個人としては、かずはじめ先生にはこういう作風がいいと思います。

次の作品である「明稜帝 梧桐勢十郎」を先に見たほうがこの作品の味がよくわかると思います。

いかにかずはじめ先生にはアクションやギャグよりサスペンスのほうが合っているという事がわかると思います。

現在先生はジャンプスクェアでLuck Stealer(ラックスティーラー)というハードボイルド系を描いており、この作品はマインドアサシンの流れを引き継いでいる感じです。

Luck Stealer

梧桐勢十郎的な勢いも入っていて、まさにかずはじめ先生の集大成と言えると思います。

いずれこちらも解説します。

個人的に気に入っているのは虎弥太君でしたね。

かずいが引き取って育てている少年。

8年前にかずが好きだった女性の子供。しかし家庭環境が悪く、虎弥太は虐待を受けていました。

母が父を刺殺するところを目撃してしまい、精神的ショックを受けましたかずいにより記憶を破壊され、引き取られました。

18歳なのに精神年齢8歳ですが、時折実年齢よりも上に見えたりします。

なんとも当時のジャンプらしからぬ重い設定ですが、二人で助け合う事が互いにとって救いになるという、なんともジャンプらしかなぬ展開でした。

葵山優一は人間一人じゃ生きていけないという事がこの作品で

よーくわかりました

お二人とも末永くお幸せに・・・

以上、マインドアサシンについてでした。

どうもありがとうございました。

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